【安倍昭恵夫人が参列】 真珠湾で日米の絆を深める「平和の炎式典」が開催、折り鶴に込めた思いを語る

ハワイ時間5月24日正午(日本時間25日)、米国ハワイ州のパールハーバー・ビジターセンター(アリゾナ記念館)にて、「終戦記念 平和の炎式典」が厳かに執り行われた。本式典には、故・安倍晋三元首相の妻である安倍昭恵夫人の姿もあり、歴史的な日米の和解と未来への平和の祈りを共に捧げた。

太平洋戦争の勃発から85年、そして終戦から80年以上が経過した今年、歴史の記憶を未来へと繋ぐための重要な式典が、かつての戦地であるパールハーバーで開催された。式典では、東條英機元首相の曾孫である東條英利氏と、ハリー・S・トルーマン元大統領の孫であるクリフトン・トルーマン・ダニエル氏が揃って登壇。かつての敵味方を超え、和解と平和への誓いを象徴する「共同宣言」に署名した。
また、福岡県八女市の「平和の塔」に大切に保存されている、原爆投下後の残骸から生まれた「平和の炎」が式典会場で点火された。出席者全員が見守る中、憎しみの連鎖を断ち切り、未来の平和を選ぶという決意の象徴として、その炎を共に消し込む厳かな儀式が行われた。式典では、国連合唱団アンバサダーを務めるシンガーソングライターの佐藤ひらりさんによる献歌も披露され、会場は深い感動に包まれた。

■ 安倍昭恵夫人が語る「折り鶴」と日米の絆
式典には、日本のファーストレディとして長く平和外交に寄り添ってきた安倍昭恵夫人も参列。参列者や関係者らと親しく言葉を交わす中で、歴史的な「折り鶴」のエピソードが話題に上った。
昭恵夫人は、かつてバラク・オバマ大統領が被爆地・広島を訪問し、その後、夫である安倍晋三元首相(当時)がこのパールハーバーを訪問した歴史的な相互訪問を振り返り、次のように強い思いを語った。
「オバマ大統領に広島へお越しいただき、そして主人である安倍がこのパールハーバーを訪問させていただきました。お互いに日米の関係が末長く良好でありますように、という強い願いを込めて(折り鶴を)折っていたものと思っております」
かつて広島と真珠湾を結んだ和解の力が、現在も、そしてこれからの未来の世代にも引き継がれるべき絆であることを、改めて強調した。

■ 未来の世代へ伝える責任
式典にはサダコ・レガシー顧問の樽谷大助も参列。式典の場において、平和の願いを込めて娘の樽谷ソフィアが描いた絵が、アリゾナ記念館とクリフトン・トルーマン・ダニエル氏へとそれぞれ贈呈された。
主催した特定非営利活動法人 SADAKO LEGACY(サダコ・レガシー)の事務局は、「真珠湾を忘れるな」「広島と長崎を二度と」という言葉に込められた記憶を歴史に深く刻み、分断ではなく対話を、恨みではなく理解を未来の世代に伝えることが私たち共通の責任であると訴えかけた。
次世代への平和のバトンが手渡される中、集まった日米の参列者たちはそれぞれの胸に平和への決意を新たにし、式典は幕を閉じた。

【関連リンク】
特定非営利活動法人 SADAKO LEGACY 公式サイト:https://orizuru-sadako.com/

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